角部屋
角部屋とは、各階の廊下の端にある住戸を指す。部屋のつくりとしては、窓が2つあるというつくりが多く、部屋の換気も楽になります。角部屋は、近隣のトラブルに巻き込まれにくいのと風通しや日あたり良好な面で、家賃が他の部屋に比べて少し割高になってしまうこともある。近隣の騒音は外から以外は比較的少ないといえる。物件によってはバルコニーがもう一つあったり、部屋が若干ほかの部屋よりも広い場合があるので角部屋は人気がある。
システムキッチン
個人の用途に合わせ流し台や調理台、収納スペースやガス台などを自由に組み合わせることができるオリジナリティのあるキッチンをシステムキッチンとよぶ。通常はコンロ台、流し、物入れなどが単体だが1枚の天板で繋がっていることが多い。システムキッチンは、ガス台のコンロ・蛇口それぞれ備品を選択することができるのもメリットである。食洗機の場合、家族の人数にあわせて取り付けることができる。理想のキッチンがつくれるシステムキッチンは、各個人で好きなように配置・アレンジできるので最近ではシステムキッチンを希望する家庭が多い。
カウンターキッチン
キッチンとダイニングルームとの間にカウンターが設置され、カウンターから料理などの受け渡しをすることができ、食事の支度をしながらリビングを見渡すことのできるキッチンのことを指す。特徴は調理のしやすい様に、天板が比較的細長い形をしている事が多い。「食事後の後片付けを効率よくできる」「子供をみながら食事の支度ができる」等、様々な理由もある。アイランドキッチンといわれるものやペニンシュラ型、ほか壁付けプラン対面プランなど生活用途にあわせてコーディネイトも可能である。カウンター部分に椅子を配置することによってバーのような感覚を味わうこともできる。
コンロ二口以上
物件のコンロが2つ以上設置されていることを指す。ワンルームや一人暮らし用の住まいの物件には一口コンロが多く、その他リビングのついている物件には2口以上つくことが多い。最近の物件では一人暮らしの部屋でもキッチン周辺の充実性を図り、二口以上のコンロを備え付けられている物件もある。効率・手際よく料理ができるほか、料理を頻繁にする方には二口コンロをお勧め。
バス・トイレ別
浴室とトイレが別室になっていることを指す。非常に人気が高く、物件条件をみる際に、重要視されることが多い。反対に同室にバス・トイレがある場合はユニットバスと呼ばれ土地の高い都心の物件の多くはユニットバスである。日本では、お風呂に浸かる習慣があるため圧倒的にバス・トイレ別の物件が人気である。賃料も、バス・トイレ別はユニットバスよりも高く比較的築年数が新しい物件に多い。水回りをすっきりすることで、お風呂を有効に活用でき、ユニットバスが抱える問題(トイレットペーパーが濡れてしまう・シャワーカーテンがカビてしまう)等が起こることはありえない。
独立洗面台
一般的には浴室・トイレとは別の空間に設置されている洗面台のことを指す。 ドライヤーやお化粧時に利用できるため特に女性の重要が高く、収納スペースが設置されていたり、洗顔や歯磨きなどをキッチンや浴室ではに空間で行うことができることがメリット。
温水洗浄便座
温水洗浄便座とは、別名ウォッシュレット(※「ウォッシュレット」は、TOTO株式会社の登録商標)とよばれている。温水を利用し、排便後のお尻を洗浄してくれる機能がついた便座のことである。それぞれこだわりの機能が便座についており、脱臭機能・足元を温風で温めてくれる機能・センサーが感知することによって便ふたの開閉を自動でおこなってくれるものまである。子供から老人、体の不自由な人のために簡単に使いこなせるようバリアフリーを意識し、工夫されている。
エアコン
正式名称「エアーコンディショナー(英: air conditioner)」。室内の温度を、快適に過ごすための空調設備。2012年ではエアコンの普及率が90%以上であり、消費電力を抑える機能がついたものまで販売されている。エアコン内から空気を洗浄、マイナスイオンを送り込む高機能搭載のものまである。通常部屋に設置されているエアコンの主流は、壁に配管穴を必要とするルームエアコンとよばれるものであり、その他エアコン本体を天井や壁に埋め込むタイプのハウジングエアコン、窓枠にエアコンをはめ込むタイプのウインドエアコンの3タイプがある。
インターネット対応
インターネット対応と表記されている物件は、大家さんによってインターネット環境・設備が整った物件を意味する。居住者が入居する際に個人で戸別に契約し、月額料金は契約内容(契約プラン)によりそれぞれ違った料金という形が一般的。インターネット対応でない建物に関しては、管理者に問い合わせをする必要があり、その際には別途開通工事が必要な場合やそもそも光回線(光ファイバー・フレッツ光など)が利用できない場合がある。マンションタイプといったインターネット環境の場合、低価格で利用することができる。
オートロック
自動的に施錠する仕組みを持った錠の設備の建物を指す。安全性が高いことや、犯罪んび巻き込まれる危険を避けるためのオートロック物件は、単身女性やファミリーに人気。ドア付近には、24時間セキュリティカメラ(防犯カメラ)が備え付けられている場合が多く、入居者あるいは管理者が来訪者を確認したうえで、入館可能となるためエントランスの電気錠は常に施錠された状態である。キーの種類はいくつかありボタンを押すタイプのテンキー式と、カードを通すタイプのものと2種類が一般的である。最近では、オートロックでTV付き画面モニターが付いている物件も普及してきている。
即入居可
現時点で空室・すでにハウスクリーニングが済んでいる物件で、いつでも貸せる状態を意味する。急な引っ越しにも、即対応可能物件ということを意味するが管理会社との賃貸借契約と入居審査を完了しているもので、最短で入居が可能となる物件。契約さえ完了していれば簡単な事前清掃程度でスムーズに入ることができる。即入居可能物件は、事前に物件の内見をすることも可能なので、入居を確定する前に実際に目で確認することができるので、図面の間取り図以上に日あたりや方角など細かい部部までチェックすることができる。
保証人不要・代行
親族に頼らず、保証人なし(もしくは代行業者を立て)で入居できる物件を指す。保証人を立てないで契約できるシステム、または保証人を第三者機関(保証会社)が代行(有料)してくれるシステムがある。不動産会社が提携している保証会社を利用する方が良いだろう。入居者に何らかのトラブルが生じた場合、保証代行会社は、専門知識もあるため早急に対応してくれる。保証会社への加入は申し込み用紙に入居者の情報を記入し、収入印紙や身分証明書をだしたうえで審査に至る。 ※実際には完全に保証人がいらない物件は少なく、代行会社を通し保証人を立てる事が多い。
ペット相談
住居に対し、ペット飼育が室内で基本的に可能な物件。ただし、敷金が1カ月から数か月分やや割高に設定されている事が多い。内容や契約条件等によっては、ペットの大小・種類により対応できない場合もあるので必ず契約をするまえに確認を忘れずに。入居者の全てがペットを飼っている訳ではないので、他の入居者との間でのトラブル、鳴き声、臭いなどで退去後のクリーニング代が高額になる事もあるので、周囲に注意をはらい、マナーを守ったスタンスが必要。匂い対策として、ペットが寝る部屋やよくいる場所に空気洗浄機や炭をおくなど極力動物の匂いを部屋に付着させないようにしましょう。
フローリング
フローリングとは、木質系の材料を使用した床材の総称。一般的な住宅の床材の木質フローリングは、複合フローリングと単層フローリングに分けられる。掃除がしやすくダニの繁殖がない、静電気防止、雑菌力、部屋の温度を一定に保つことも可能で小さい子供がいる家庭に用いられることが多い。物件によっては床暖房などが設置されている物もあり、ついていない場合は後付けすることもできる。カーペットではない為、冬場は床が冷たい、傷がつきやすい等のデメリットもあるが、フローリングの物件は、畳である物件よりも圧倒的に人気が高い。ちなみに賃貸物件にあるフローリングに傷をつけてしまったり外部からのへこみ等は退去時に現状回復費用を請求されることも。
室内洗濯機置場
名前の通り、室内に洗濯機を設置できるスペースのことを意味する。以前は、洗濯機を屋外に置き、集合住宅の場合、住民の共有スペースなどに設置されていたが、室内にスペースを確保しておくことで近隣の洗濯スペースへわざわざ足を運ぶ必要性がなくなり、時間短縮・家事の効率をよりあげることができる。今は屋外の洗濯機置き場は減少してきているのが現状。室内での、洗濯になるので深夜の使用は、近隣住民のトラブルを招くこともあるのであまりお勧めしない。ハイグレードマンションや高層マンションでは、外に干すことが難しいため洗濯機と乾燥機を設置できるスペースも設けてある。
バルコニー
バルコニーの語源はイタリアから。建物の内外を問わず、地表より高い位置で多くは建物本体から張り出し、手すりを巡らせた台床の事であり、ベランダと違い屋根がないため雨の日の洗濯外干しは難しい。厳密に定義付けすると、ベランダとは一般的に異なり、2階以上の手すりや壁があるもの、さらに屋根がないものがバルコニーとよばれる。現代では、バルコニーとベランダは建築専門用語として区別されているため、賃貸物件の表記にはあまり区別されていないことがおおい。趣味をとりいれながら、バルコニーに照明等をプラスすることによって、オリジナリティを強調することも可能である。マンションなどの上層部分を利用したスペースは、ルーフバルコニーとよばれている。
エレベータ
エレベータ付きの物件を意味する。階段を使用する必要がないので、女性の買い物帰りや乳幼児がいるときの階段の登り降り、荷物の運搬時に役立つ。定期的にエレベータ管理が行われる場合もある(設備不具合等確認)。人を乗せるためでなく、荷物や小型機等を運搬する用途で使用されるものは、リフトとよばれる。非常緊急災害に備え、エレベータ内では緊急押しボタンや電話がついているものが主流で、地震での対応にも備えている。また、女性への悪質行為を防ぐ対策として、24時間録画しながら撮影できる監視カメラを搭載しているものまである。
外観タイル張り
建物の外観に、美しいタイル・様々なデザインを用いて、オシャレな、リフォーム用外壁タイルを使用した物件を指す。タイル張りにすることで外壁からの断熱の効率をあげることができ、室内の温度変化の調整も行うため電気代への節約につながることもある。外観タイル張りにすることで建物の重厚感、タイルのカラーや、質感は個人で選ぶことができるため、よりオリジナリティを出すことが可能であるが、メンテナンスの必要もあるため通気性や外壁の中の状態を専門家に尋ねることをおすすめする。タイルを使用した多くの建物は、ヨーロッパの古くからの建築物に用いられ、耐久性に優れている。
都市ガス
都市ガスとは、プロパンガスと違い国の認可・届出料金であり、プロパンガスとは違いリーズナブルでガスを使用することができる。単位発熱量も都市ガスの方が圧倒的高いことがあげられる。プロパンガスのようにガスがなくなることはなく、燃料補給の手間が省くことができる。都市ガスは公共料金で安く使用でき、LPガスは供給するガス事業者が自由に料金を設定することができる。ガスを使用することで、火力の必要な料理を素早く仕上げる事が可能である。都市ガスは空気よりも軽く、ガスの配管によって家庭にガスが配給されるため、ガスボンベによる補給は不要となる。