最上階の物件
建物の最上部分にあたる物件。建物の周りに遮るものがなければ開放感があり、美しい夜景などの眺望も楽しめる。最上階なので、上階からの足音や物音などの騒音は考えにくい。ルーフバルコニーや広い間取りを希望する居住者は、最上階の物件を好むことが多い。物件によっては、ペントハウス風な部屋もある。夏に行われる花火大会等の大きな行事では、景色を独り占めすることも可能で下層階では味わうことのできない優越感に浸ることもできる。
システムキッチン
個人の用途に合わせ流し台や調理台、収納スペースやガス台などを自由に組み合わせることができるオリジナリティのあるキッチンをシステムキッチンとよぶ。通常はコンロ台、流し、物入れなどが単体だが1枚の天板で繋がっていることが多い。システムキッチンは、ガス台のコンロ・蛇口それぞれ備品を選択することができるのもメリットである。食洗機の場合、家族の人数にあわせて取り付けることができる。理想のキッチンがつくれるシステムキッチンは、各個人で好きなように配置・アレンジできるので最近ではシステムキッチンを希望する家庭が多い。
IHコンロ
IHとは Induction Heating(電磁誘導加熱)の略であり、炎を使用せず内部に存在するコイルの磁力線の働きで鍋そのものを発熱させるしくみである。コストパフォーマンスに優れ、空調費も安くおさえて空気を汚すことなく調理することができる。また、ガスを使わない為、使用できる原材料に限りがあるのがデメリット。(土鍋、アルミ、銅は使用不可)キッチンにすでに備え付けられているものから、卓上IHコンロも登場している。卓上・すでに備え付けられているものにかかわらず、底が平らな鍋のみ対応しているのでガラス鍋や陶磁器には対応していない。IH対応鍋は、マグネットがくっつけば対応可能となる。魚類の調理はできない。
冷蔵庫あり
初期費用を抑えたい方向けの物件に対し、冷蔵庫ありの物件がだされている。あまり馴染みはないが、学生や単身者向きの物件のイメージが強い、一概には言えないが、都心よりも郊外に出されることが多い。冷蔵庫を使用する・使用しないにかかわらず、入居者は勝手に冷蔵庫を処分したりしてはならない。不注意で傷つけたり、壊したりすると大家さんから弁償を求められることも。故障に関しては、契約を完了するまえにどう対応してくれるのか事前に確認する必要があるので忘れずに行うこと。
バス・トイレ別
浴室とトイレが別室になっていることを指す。非常に人気が高く、物件条件をみる際に、重要視されることが多い。反対に同室にバス・トイレがある場合はユニットバスと呼ばれ土地の高い都心の物件の多くはユニットバスである。日本では、お風呂に浸かる習慣があるため圧倒的にバス・トイレ別の物件が人気である。賃料も、バス・トイレ別はユニットバスよりも高く比較的築年数が新しい物件に多い。水回りをすっきりすることで、お風呂を有効に活用でき、ユニットバスが抱える問題(トイレットペーパーが濡れてしまう・シャワーカーテンがカビてしまう)等が起こることはありえない。
温水洗浄便座
温水洗浄便座とは、別名ウォッシュレット(※「ウォッシュレット」は、TOTO株式会社の登録商標)とよばれている。温水を利用し、排便後のお尻を洗浄してくれる機能がついた便座のことである。それぞれこだわりの機能が便座についており、脱臭機能・足元を温風で温めてくれる機能・センサーが感知することによって便ふたの開閉を自動でおこなってくれるものまである。子供から老人、体の不自由な人のために簡単に使いこなせるようバリアフリーを意識し、工夫されている。
エアコン
正式名称「エアーコンディショナー(英: air conditioner)」。室内の温度を、快適に過ごすための空調設備。2012年ではエアコンの普及率が90%以上であり、消費電力を抑える機能がついたものまで販売されている。エアコン内から空気を洗浄、マイナスイオンを送り込む高機能搭載のものまである。通常部屋に設置されているエアコンの主流は、壁に配管穴を必要とするルームエアコンとよばれるものであり、その他エアコン本体を天井や壁に埋め込むタイプのハウジングエアコン、窓枠にエアコンをはめ込むタイプのウインドエアコンの3タイプがある。
CATV
通信ケーブルを使い、離れた離島は遠方地域までテレビ放送を行うシステム。CATV局によってそれぞれサービスは異なるが、インターネットサービス・テレビ電話・地域情報の受信・国内外ビデオオンデマンドを楽しむことができる。地域密着のテレビ局もあり、街の情報を中心に「コミュニティチャンネル(自主放送)」も放映されている。ほとんどのケーブルテレビ局は月額3,000円~4,000 円前後である。まだ一般的に浸透しておらず、地域格差や導入にかかるコストもあるためこれから普及していくサービスの一つとして注目されている。
インターネット対応
インターネット対応と表記されている物件は、大家さんによってインターネット環境・設備が整った物件を意味する。居住者が入居する際に個人で戸別に契約し、月額料金は契約内容(契約プラン)によりそれぞれ違った料金という形が一般的。インターネット対応でない建物に関しては、管理者に問い合わせをする必要があり、その際には別途開通工事が必要な場合やそもそも光回線(光ファイバー・フレッツ光など)が利用できない場合がある。マンションタイプといったインターネット環境の場合、低価格で利用することができる。
フローリング
フローリングとは、木質系の材料を使用した床材の総称。一般的な住宅の床材の木質フローリングは、複合フローリングと単層フローリングに分けられる。掃除がしやすくダニの繁殖がない、静電気防止、雑菌力、部屋の温度を一定に保つことも可能で小さい子供がいる家庭に用いられることが多い。物件によっては床暖房などが設置されている物もあり、ついていない場合は後付けすることもできる。カーペットではない為、冬場は床が冷たい、傷がつきやすい等のデメリットもあるが、フローリングの物件は、畳である物件よりも圧倒的に人気が高い。ちなみに賃貸物件にあるフローリングに傷をつけてしまったり外部からのへこみ等は退去時に現状回復費用を請求されることも。
ロフト付き
原義では建物の最上階または屋根裏にある部屋を指す。ロフトは、天井が高い空間に設置されていることが多く、夏は熱がこもりやすく、冬はエアコンからの熱が上部にたまるので気温に左右されるデメリットもある。プライベートとパブリックのメリハリはあり、荷物の収納や寝室として使用、めったに使用しないレジャー用品など様々な用途がある。部屋が小さくても高さがあるため、見た目よりも解放感や広さを感じ取ることができる。また、突然の来訪に備えて片づけなければならない部屋の私物等を片づけることができるスペースがあるためすぐに対応できる。
駐輪場あり
建物に住む方たちの自転車を、駐車しておける場所。しっかりとした管理の中で設置されているところが多く、場所によっては24時間防犯カメラを設置しているところもある。中には、駐車場と隣接している場合もあり、盗難などのトラブルも回避できる。居住者の希望の有無で、契約を交わし毎月の使用料または管理費と一緒に支払うこともある。駐輪場スペースは、ある意味ほかの居住者との共用スペースになるので所定の決められている場所以外の駐輪は避ける事。24時間の防犯カメラだけに頼らず、個人で鍵を装着することをお勧めする。
プロパンガス
ガス燃料として用いられ、LPガス(LPG)としても販売されている。日本では長い間使用されているため普及率は圧倒的にプロパンガスのほうが多い。気温が低くても使えるようプロパンが使われるのが特徴で、通常家庭用・調理器具加熱・お風呂・給湯器や暖房機・ガスエアコンなどの日常的に必要とされている。プロパンガスは都市ガスと違い、空気よりも重い。使用料は、都市ガスと比較すると高いこと、ガスの補給が定期的に必要になることがデメリットである。配管のないプロパンガスは、ボンベさえあればガスをどこでも家庭にいなくても外で使用することができる。