システムキッチン
個人の用途に合わせ流し台や調理台、収納スペースやガス台などを自由に組み合わせることができるオリジナリティのあるキッチンをシステムキッチンとよぶ。通常はコンロ台、流し、物入れなどが単体だが1枚の天板で繋がっていることが多い。システムキッチンは、ガス台のコンロ・蛇口それぞれ備品を選択することができるのもメリットである。食洗機の場合、家族の人数にあわせて取り付けることができる。理想のキッチンがつくれるシステムキッチンは、各個人で好きなように配置・アレンジできるので最近ではシステムキッチンを希望する家庭が多い。
バス・トイレ別
浴室とトイレが別室になっていることを指す。非常に人気が高く、物件条件をみる際に、重要視されることが多い。反対に同室にバス・トイレがある場合はユニットバスと呼ばれ土地の高い都心の物件の多くはユニットバスである。日本では、お風呂に浸かる習慣があるため圧倒的にバス・トイレ別の物件が人気である。賃料も、バス・トイレ別はユニットバスよりも高く比較的築年数が新しい物件に多い。水回りをすっきりすることで、お風呂を有効に活用でき、ユニットバスが抱える問題(トイレットペーパーが濡れてしまう・シャワーカーテンがカビてしまう)等が起こることはありえない。
追い焚き
一般的に、冷めた湯船にある水の温度を設定温度まで再度暖めることのできる機能のことを指す。人の体感温度ではなく機械で自動的に、温度設定を確実に行ってくれ、なおかつ自分で自由に温度設定も行うこともできるのが特徴である。深夜に帰宅した際などに、追いだき機能がついていると非常に便利である。お湯を新しく追加する場合は、ガス代と水代両方かかり、湯船の水を組み替えず、再度使用することで水の節約にもつながるのがメリット。
浴室乾燥機
最近の分譲住宅では、標準装備のひとつでもある。賃貸物件でもハイグレードな物件などで搭載している事もある。天候に左右されず雨の日でも洗濯物を乾かす事ができるが、乾燥機を使用している間は浴室は使うことができない。冬場は、あらかじめ浴室内を前もって暖めることもでき、夏場は浴室を冷やす「浴室冷房機」も機能によっては可能である。浴室使用後の水滴や湿気を排出し、カビの発生やいやなニオイを防止することが可能。デメリットは、電気代がかかるということも。さらに、冬に起こりやすい急激な温度変化で体が受ける衝撃「ヒートショック」も予防することができる。
独立洗面台
一般的には浴室・トイレとは別の空間に設置されている洗面台のことを指す。 ドライヤーやお化粧時に利用できるため特に女性の重要が高く、収納スペースが設置されていたり、洗顔や歯磨きなどをキッチンや浴室ではに空間で行うことができることがメリット。
温水洗浄便座
温水洗浄便座とは、別名ウォッシュレット(※「ウォッシュレット」は、TOTO株式会社の登録商標)とよばれている。温水を利用し、排便後のお尻を洗浄してくれる機能がついた便座のことである。それぞれこだわりの機能が便座についており、脱臭機能・足元を温風で温めてくれる機能・センサーが感知することによって便ふたの開閉を自動でおこなってくれるものまである。子供から老人、体の不自由な人のために簡単に使いこなせるようバリアフリーを意識し、工夫されている。
ウォークインクローゼット
通常のクローゼットより広めの収納スペースを設けることができることを指す。不動産の間取り図などでは「WIC」と記載されている事が多い。寝室などと隣接していることが多く、洋服を中心に幅広く使用することができる。特に、高級マンションにとりつけられていることが多く、女性からのニーズが根強い。両サイドに組み合わせ自由な収納棚が置いてあるタイプやオーダーメイドでタンスと組み合わせて収納することができるウォークインクローゼットもある。衣服は湿気によってカビが発生しやすいので、ウォークインクローゼットのみの部屋にはあらかじめ小窓が設けられている物件が多数。
インターネット対応
インターネット対応と表記されている物件は、大家さんによってインターネット環境・設備が整った物件を意味する。居住者が入居する際に個人で戸別に契約し、月額料金は契約内容(契約プラン)によりそれぞれ違った料金という形が一般的。インターネット対応でない建物に関しては、管理者に問い合わせをする必要があり、その際には別途開通工事が必要な場合やそもそも光回線(光ファイバー・フレッツ光など)が利用できない場合がある。マンションタイプといったインターネット環境の場合、低価格で利用することができる。
即入居可
現時点で空室・すでにハウスクリーニングが済んでいる物件で、いつでも貸せる状態を意味する。急な引っ越しにも、即対応可能物件ということを意味するが管理会社との賃貸借契約と入居審査を完了しているもので、最短で入居が可能となる物件。契約さえ完了していれば簡単な事前清掃程度でスムーズに入ることができる。即入居可能物件は、事前に物件の内見をすることも可能なので、入居を確定する前に実際に目で確認することができるので、図面の間取り図以上に日あたりや方角など細かい部部までチェックすることができる。
保証人不要・代行
親族に頼らず、保証人なし(もしくは代行業者を立て)で入居できる物件を指す。保証人を立てないで契約できるシステム、または保証人を第三者機関(保証会社)が代行(有料)してくれるシステムがある。不動産会社が提携している保証会社を利用する方が良いだろう。入居者に何らかのトラブルが生じた場合、保証代行会社は、専門知識もあるため早急に対応してくれる。保証会社への加入は申し込み用紙に入居者の情報を記入し、収入印紙や身分証明書をだしたうえで審査に至る。 ※実際には完全に保証人がいらない物件は少なく、代行会社を通し保証人を立てる事が多い。
バルコニー
バルコニーの語源はイタリアから。建物の内外を問わず、地表より高い位置で多くは建物本体から張り出し、手すりを巡らせた台床の事であり、ベランダと違い屋根がないため雨の日の洗濯外干しは難しい。厳密に定義付けすると、ベランダとは一般的に異なり、2階以上の手すりや壁があるもの、さらに屋根がないものがバルコニーとよばれる。現代では、バルコニーとベランダは建築専門用語として区別されているため、賃貸物件の表記にはあまり区別されていないことがおおい。趣味をとりいれながら、バルコニーに照明等をプラスすることによって、オリジナリティを強調することも可能である。マンションなどの上層部分を利用したスペースは、ルーフバルコニーとよばれている。
駐車場あり
建物に住む方たちの所有している車を、駐車しておけることを「駐車場付き」または「駐車場有」と表記する。基本的に都内や敷地面積の高い土地では、地下に駐車場があるが、郊外の場合同じ建物の高さの地上階に駐車場を設けているのがほとんど。住居人の駐車場の他、来客専用の駐車スペースもあるところも。使用する場合、常駐している管理人に前もって伝える必要があり、居住者は月額賃料と一緒に使用する場合は支払う必要がある。契約方法は、建物の条件によりけり。建物の管理者のもと、厳重に管理される。
都市ガス
都市ガスとは、プロパンガスと違い国の認可・届出料金であり、プロパンガスとは違いリーズナブルでガスを使用することができる。単位発熱量も都市ガスの方が圧倒的高いことがあげられる。プロパンガスのようにガスがなくなることはなく、燃料補給の手間が省くことができる。都市ガスは公共料金で安く使用でき、LPガスは供給するガス事業者が自由に料金を設定することができる。ガスを使用することで、火力の必要な料理を素早く仕上げる事が可能である。都市ガスは空気よりも軽く、ガスの配管によって家庭にガスが配給されるため、ガスボンベによる補給は不要となる。